ワークショップ、ファシリテーションへの関心が高まっている中、研修を参加型に変えていくことに加え、会社のミーティング、顧客との関係づくりなどで、ワークショップを活用したい人も増えています。しかし、ワークショップやファシリテーションを、ビジネスの日常現場で活用することは、まだまだ難しいという声や、うまくできないという相談も、私たちはよく受けています。
では、なぜ、難しいのでしょうか?
私たちは、下記の4つが課題から、ビジネスの現場で「ワークショップ」を実践しづらいのではないかと考えています。
私たちが、キリン・グループの中野本社移転の後に、お手伝いした「Nakano Style」では、この4つの点を踏まえて、多くの社員が参加できるように工夫していきました。
「Nakano Style」は、キリン・グループ各社の本社が中野の新オフィスに集約されるのを機に、グループ間の連携をより一層深めるために、企画されました。オフィスというハードの工夫に加え、社員が各社、各部署の枠を超えて、新しいワークスタイルを共に考え、実践していく文化づくりに挑んだのです。
このプロジェクトの目的を考えると、外部のファシリテーターが行うイベント的なワークショップではなく、社員が日常の中で自ら場づくりを進めていくことがポイントになります。 各部署で若手社員、それもワークショップ経験の少ない人たちがファシリテーターを務め、一定の質のあるワークショップができるように、プログラム設計、実施ガイドの作成に加えて、ファシリテーター役の人が知り合い、ワークショップを体験し、自分の部署でやる方法を共に考える「朝ゼミ」、事務局による実施レポートの共有など工夫を積み重ねました。
その結果、中野本社70部署1,800人が、現場でのワークショップに参加しました。
※この取り組みの詳細は、情報誌「地産知縁」第2号に、工夫点、進め方に重点をおいた詳しいレポートを掲載しています。
これらの経験を踏まえ、私たちは、ビジネス現場でワークショップを効果的に行うポイントとして、下記の4つがポイントだと考えています。
現場での実践のために、エンパブリックのcollective style推進サービス、ばづくーるを、ぜひご活用ください。
情報誌「地産知縁」
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