20~100人程度の交流を促すイベントを開催するための企画・運営のポイントをまとめたマニュアルです。
プロジェクトの立ち上げ、新入生などの交流、視野を広げる対話、ゼミや学会のふりかえりなどで活用できます。
カフェ型トークとは?
リラックスした雰囲気の中で、様々な背景を持つ人たちと対話を楽しみ、お互いをもっと知り、新しい友人・仲間をつくる。そんな交流やつながりのための対話の場を、ワールドカフェを基にした参考にした対話の手法です。
【empublicの勧めるカフェ型トークの特徴】
empublicでは、対話の場に慣れていない人が多い状況にも対応する、テーマをより深く話し合う、多くの人とテーブルを共にする機会を設ける、つながりのハブとしてファシリテーターを活用するといった視点で、下記のようなカフェ型トークを勧めています。
○全体テーマ、テーブル毎のサブ・テーマを設定し、テーブルについた人はテーブルの
テーマについて対話する
○1テーブル6人程度で、ファシリテーターを設け、1セッション15分から20分程度の対話を行う。これをメンバーを変えながら3回行う。
(3)カフェ型トーク開催の留意点
①参加者の参加の障壁を少しでも取り除く
カフェ型トークは、答えを出すのが目的でなく、あくまでもコミュニケーションツールであることを告知などで認知してもらう。参加者レベルを広いもの、気軽に参加できる場であることをアピールする。
②カフェ型トークに対する共通意識をもつ
参加者の満足度を上げ、かつリラックスして参加してもらえるようにするため、カフェ型トークの目的や求めているものなどを参加者全員に理解してもらうことが重要。共通の認識のもとに、セッションをしてもらう。
③本音でリラックスして話せることを重視
文字通り「カフェ」のように、お互いリラックスして、オープンに本音を語ることができることを重視する。そこから、新しい発想やアイデア、相互の刺激が生まれる。そのためには、下記の点にも注意する。
・ 参加者全員が、それぞれの個人を尊重する
・ 参加者が快適に、楽しく過ごせることを心がける
・ その場をクローズにすることで、個人の名前と意見が特定されて外部に漏れることがないようにする(レポートの書き方、参加者のブログの掲載などにおいて留意する)
④全員の貢献、つながりを促す
相互のコミュニケーションが重要なため、全員が参加する意識を持つ。模造紙でメモを書きながら話し合いをすすめることで、異なった視点や意見のつながりを見出せるようにする。ファシリテーターは、個人と全体とのバランスを考慮にいれ進行させる。これを行うことで、カフェ型トークによる創発が期待される。
マニュアル目次
- カフェ型トーク開催にあたって
- 目的の設定
- 参加者設定
- 規模(対象人数)の設定
- テーマの設定
- 会場の確保、レイアウト設計
- ファシリテーターについて
- スタッフ
- 当日のタイムテーブル例
- 集客・広報方法
- 準備するもの
- 予算・会計
- アフターフォロー
- オプション・プログラム
関連資料
・クラスの最初などの自己紹介メインの場合はこちら> はじめましてのカフェ型トーク
下記からマニュアルPDF版をダウンロードできます。
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