みんなの場づくり

対話の伝道師的役割を担っていきたい

対話学舎えんたらいふの核心は、言うまでもなく「対話」に他なりません。

対話とわたしの馴れ初めは、2008年の怒涛の福祉系のグループ法人のマネジメント時代にあります。
<ビジネスと福祉> とかく互いに相容れないとされがちですが、まさにその象徴のような営利法人と非営利法人が同居する組織風土改革、理念の見直し、組織価値観の共有、人材開発…
毎日が刺激的なことの連続でした。グループ内コミュニケーション開発に携わる過程で、“対話の発想と実践”との運命的な出会いを果たしたわけですが、いまにしてみればこれは、「対話」を実践するための幾つかの条件が揃った環境だったのだと思えば必然的な出会いですね。

活動の根っこにある想い、肝とでもいいましょうか、それは自らの経験・エピソードを<いかに話し・放すか>です。
解りづらい表現でスミマセン(苦笑) しかし、やはりそこです。
話すは体系化し言語化することですが、放すは、プライベートな要素をいかに汎用性あるものへ、パブリックなものへ変換できるのかなぁ?と。
活動の根底にあるものが、答えのない「試行錯誤」とは、いかにも対話屋です(笑)

この時代の経験をまるごと、対話の実践を通して自分や周囲で変わったこと・変わらなかったこと。それらをもっとケース化し、パブリック加工し、伝え、共有していきたいと思っています。

地域づくりの小単位である職場や家庭といった生活シーン、コミュニケーション形成の場面のなかで、対話のイイトコを活かそう、対話のイイトコを伝えようという「対話の伝道師的活動」に取り組んでいます。

 

ここに二本の動画があります。
いずれもすぐに観終えますので、ぜひご視聴ください。


いかがでしたか? おふざけが過ぎると思った方もいるかもしれません。
地元練馬(江古田)のデザイン制作系の起業家と一緒に、遊びでつくったえんたらいふの紹介動画です。時期は未定ですが、暇をみつけて次回作もリリースしてまいりますので、どうぞまたご笑覧ください。

実はこのおふざけこそが、えんたらいふが、いまもっとも大切にしたいことなのです!
そういう意味では、まだまだ、おふざけが足りないと思っています、はい(笑)

「対話」という言葉もさることながら、2014年から新たに試行錯誤をし始めた哲学対話の場づくり(ねりテツ ~ねりまに、もっと哲学対話カフェを広めよう!)など最たるですが、こういった類の活動の意義や有用さを伝える際、真正面からいかにもコムズカシそうに伝えるのは造作もありません。

いくらでも難しく捏ね繰り回せてしまいますよね。でもそれじゃ当然広がらないし、それ以前に、受け入れられない。真摯に向き合うのは大切ですが、あまりに生真面目すぎるのは困りもんだなぁと。真正面から生真面目に伝えようとすればするほど、かえって胡散臭く思われてしまうことがあります。

あえて崩してみる。壊してみる。こき下ろしてみる(笑) たかだがシンプルな動画づくりなんですが、こういった遊びゴコロやテイストが、えんたらいふが、いまもっとも重視したいことでもあります。

▼哲学対話カフェ『相手の気持ちがわかる とは?~シンパシーとエンパシーを掘る対話~』
3月 20日(金)18:00~20:00
http://msentalife.wix.com/entalife#!tetsugaku-taiwa/cpu9

▼プロフィールはこちらからもご覧ください
http://msentalife.wix.com/entalife#!profile/c5dl

◎現在の取り組みは、「かわらばん」 ご覧ください!
かわらばんwebもあります。

About the author

齊藤 充(東京・練馬)

二足のわらじ履き“二足のわらジャー”です。
対話学舎えんたらいふの活動の傍ら、とある社会福祉法人の非常勤職員として、重度の知的障害者・発達障害者が共同で暮らしているグループホームにおいて生活支援職に就いています。ここでの経験、見聞きし、感じた事は、えんたらいふの活動テーマやワークショップのテーマづくりに活かせていますので、有機的な二足のわらじを履けているなぁと、ある意味、恵まれた環境にいると最近つくづく感じます。

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