ファシリテーター役をしていて、「こんな時、どうしたらいいのだろう?」と疑問に思うことがあると思います。
エンパブリックで講座などを行った際に出された質問をもとに、ばづくーるラボメンバー向けに、「ファシリテーションQ&A」を作成しました。
Q&Aの例
Q 異なる立場や経験の人が混ざり、意見がぶつかりあったり、すれちがったりして、話がまとまらない時には、どうしたらいいでしょうか?
A 立場や経験が違うと視野(見ている範囲)も視点(見方)も違いますし、立場が違うと視座(見る立脚点)も異なっています。そのような状況では、お互いの意見の背景を共有できていなかったり、関係性ができていなかったりします。そのような時は、「議論」(=立場・肩書などを基に意見をぶつけあい、答を出す)の前に、「対話」(=テーマについてルールの下、聴きあってお互いを理解する)の時間をしっかりとる必要があります。議論と対話を混在させると、「話しても答が出ない。意味あるの?」と感じる人が増えるため、しっかりと「対話」の時間を確保し、参加者に「今から30分、意見交換の対話をしましょう。ここでの発言で有利不利、後の結論に影響は出ないことをルールに、お互いの意見を聴いてみましょう」など、対話のルールを含めて対話の時間だと伝えて話すことが大切です。
他にも、下記のようなQが30以上、掲載されています。
Q ファシリテーターの役割として、「話し合いの舞台を整える」というのはどのような意味ですか。
Q 話がずれてしまった時にはどのようにして上手にもどすのですか?
Q 対話では、アイデアを発散させるフェーズと、まとめていくフェーズがあると思うのですが、そのときのコツを教えてください。
Q 問題をあげていくプロセスの中で、その人その人の背景をきいていくと時間が足りなくなってしまうようで焦ります。
Q 話の上手な要約の仕方や促進の仕方のコツはありますか。
Q マイナス志向の考え方がある人が参加している場合の、軌道修正や、場のつくり方や雰囲気の作り方が難しいときにはどのようにしたらよいですか。
Q 話し合いのルールに従えない人には、どのように対応すればいいですか。また、最初から反逆的、破壊的な人へはどのように対応すればよいでしょうか。
Q 経験のある人が「実際はこうだから」という風な発言をしてしまうことで、アイデアが停滞することも想定されますが、その場合にはどうしたらよいですか。
Q ワールドカフェはどういう集団に対して運営するのが最も効果的なのでしょうか。
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