ボストン・コンサルティング・グループ代表社員である イブ・モリュー氏は、社員の生産性と満足度が低下していることの原因を探ってきた中で、「効率性」の三種の神器とされている明確さ 数値化 責任の所在こそが、人の努力を無駄にしてしまっていると考えるに至りました。
組織に責任や明確さが求められると、報告書や評価や基準など書類がどんどん必要となります。しかも評価に関わるので誰もが力を入れるようになります。業績が悪化すれば、さらに会議や書類が増えます。こういった組織のチームは40%から80%の時間を無駄にしており、仕事はますます忙しく、長くなることが生産性を破壊し 仕事で人々を苦しめてしまう。
だからこそ、明確さを求めるのではなく、むしろ曖昧さを大切にし、境界線を曖昧に、業績の評価の数値化をやめ、「何をするか」「いかに協力するのか」に注目しようと呼びかけています。
また、下記の動画では、事業や組織の改善のための人事再編や組織改革などを時代遅れとし、もっとシンプルな6つのルールが必要だと述べています。
スピーチ内容の日本語でのまとめはこちら