協力・コミュニケーションのツボ

協力こそが企業の生産性を高める イブ・モリュー氏TEDトーク2本

ボストン・コンサルティング・グループ代表社員である イブ・モリュー氏は、社員の生産性と満足度が低下していることの原因を探ってきた中で、「効率性」の三種の神器とされている明確さ 数値化 責任の所在こそが、人の努力を無駄にしてしまっていると考えるに至りました。

組織に責任や明確さが求められると、報告書や評価や基準など書類がどんどん必要となります。しかも評価に関わるので誰もが力を入れるようになります。業績が悪化すれば、さらに会議や書類が増えます。こういった組織のチームは40%から80%の時間を無駄にしており、仕事はますます忙しく、長くなることが生産性を破壊し 仕事で人々を苦しめてしまう。

だからこそ、明確さを求めるのではなく、むしろ曖昧さを大切にし、境界線を曖昧に、業績の評価の数値化をやめ、「何をするか」「いかに協力するのか」に注目しようと呼びかけています。

また、下記の動画では、事業や組織の改善のための人事再編や組織改革などを時代遅れとし、もっとシンプルな6つのルールが必要だと述べています。

スピーチ内容の日本語でのまとめはこちら

 

 

About the author

広石 拓司 (empublic)

エンパブリック代表
社会起業家の育成に携わる中で、新しいことを始めるには、多様な人たちが出会い、仲間となる場づくりが大切だと考え、2008年エンパブリック創業。地域やビジネスの現場で、本当に使える場づくりの技術を、多くの人たちが使いこなせるプラットフォームづくりに取り組む。慶應義塾大学総合政策学部、立教大学経営学部・大学院21世紀社会デザイン研究科の非常勤講師なども務める。