スタッフの宮尾です。
小島慶子さんの日経DUALコラム「子育ては人を成長させるのか」を読み、
育児をする身としてとても共感しました。
小島さんはこのコラムで、育児は「『もの凄く大変』と『感動的』という矛盾を抱えている」と表現し、
“働きながら育児をするのはしんどい。自己嫌悪になることもしょっちゅうだ。
この春から保育園デビューした人は特に、こんな大変な思いをしてまで働く意味があるのだろうか?と悩むことも多いだろう”
と書いています。
私も総合職ママ時代、大変な時はほぼ毎日のようにそう思っていましたし、
同じような気持ちで悶々と日々の生活に耐えてるママも周りに多くいました。
でも、この答えのない問いを自分に投げかけ続けたところで、苦しい気持ちに拍車がかかる一方・・・。
でも、ちょっと視点を切り替えて、「私は何をしている時が一番楽しいんだろう?どういう時にやりがいを見いだせる?逆に、どういう自分は嫌なんだろう?」と、
自分のモヤモヤを小分けにし、具体的に考えていく方が前進できる、ということに気付きました。
たとえば、「人と関わる仕事が好き」だと思えばその道を探ればいいし、
「子どもにイライラして八つ当たりする自分は絶対に嫌」だと思えばそれを回避する方法を考えてみる、
といった具合です。
「こんな大変な思いをしてまで働く意味があるのだろうか?」という、
到底答えの出ない漠然とした問いばかりを考えてしまうと、自分をもっと苦しめてしまう。
それよりも、小さな問いを建設的に立て、自分自身の素直な気持ちと向き合い、小さな答えを見つけることが、悶々とした状況から脱出するためのコツなのではないかと思っています。