団体を立ち上げ、その後活動を広げていくときに、多くの人が悩む「みんなでつくるチーム」のつくり方。
改めてキックオフミーティングをやるとなり、親の力を引き出し、学び合う活動を作り出している、KURASOU.代表の藤岡さんのミーティングの進め方から、チーム作りのポイントをご紹介。
藤岡さんは、事業が2年目に入り動き出すタイミングで、どうやってメンバーひとりひとりが自分でやっていけるチームをつくろうか悩んでいました。
そのときに手元に届いたのがエンパブリックのツール「場づくり応援キット」。4枚のシートをもとに、メンバー全員でワークをやりました。
「メンバーで大切にしていることは、言葉ではいくらでも言えるけれど、自分で書いてみないと内的な動機づけにならない」
「私がどれだけやるかより、メンバー一人一人がどう関わっていくかというのが、目下の課題だった」
という藤岡さん。ワークの前に、メンバーにシートを配り、メンバーが担う役割と、誰がその役割を担っているか考えてもらいました。
ワークではペアをつくり「○○ちゃんは、気配りできる人だよね」と一対一で伝える時間をつくりました。これまでの活動の中で、相手がどんな役割だったかについては、お互いにわかっているので「うんうん、そうだよね」と自然と共感できたそうです。
役割分担を考えるシート(Sheet1)はタテヨコの表になっていて、縦のラインは人ごとに「当てはまる」ものをチェックしていきます。また、横のラインには「ビジョンを持つ人」「気配り上手」「ムードメーカー」などが続き、「この人はどれに当てはまるかな?」と選んでいきます。
ちなみに、藤岡さんがこのシートを書いたら、ぜんぶ「○」がついてしまったそうです。
「気がつくと全部やっちゃっているから、自分はやらないことを決めました。」
メンバーのチームづくりに、と思って書いてみたシートですが、団体を立ち上げた藤岡さんも「意識が変わった」と言います。
「人の手を借りまくるということに尽きます。一人でやると全く広がらなかったので、誰かと協力することを学びました。」
「“もっとこうしたら”と思い、上をみるときりがなくて苦しいけれど、メンバーと分担することで“今回はよかったね”“今度はこうしよう”と言ってくれるので、孤独感なく開催が続けられる」
「細く長く取り組むには、一人一人が自立して、その人なりの無理のない関わり方、やりかたを見つけられたほうがいい。」
リーダーが一人一人にお願いしなくても、みんなで役割分担をしていく「チームづくり」のポイント。ぜひあなたの団体でもやってみませんか?
〇ばづくーるラボメンバーの藤岡さんの挑戦したい場づくりを見てみませんか?
〇「KURASOU.」の活動をもっと詳しく知りたい方はこちら
http://kurasou.org/eventreport_menbermtg_0215/
〇「場づくり応援キット」の詳細はこちらから(サンプルあり)
〇根津スタジオの「サークル・勉強会の立ち上げ方&継続・発展」では、「場づくり応援キット」を使って現状や課題を整理できます