「子どものころから病気で苦労してきたけど、誰かのためになるかと思うとつらかった病気の日々が、キラキラしたものに見えてきました。」
これは、患者としての経験を、よりよい医療・福祉社会に活かしていくために伝えていく、”患者スピーカー”養成講座での受講生の感想です。
自分はどんな経験をしたのか、そこからどんなことを感じ、学んだのか、人に役立つストーリーは何かを考えるプロセスを通じて、ネガティブだった過去の経験が、ポジティブなものに変わっていったのです。
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私たちは、日々様々なことを経験していますが、自分にとっては当たり前すぎて、特別なものに思えません。しかし、実は自分の経験は、他の人の役に立つ可能性は十分にあるのです。
どんな出来事があって、どんなふうに感じたのか、どこでつまずいたのか、どう乗り越えていったのか、その一つ一つのことが、同じような境遇で悩む人にとって大きな学びになるのです。
暮らしの中の、子育て、教育、介護、病気、趣味、地域活動においても、仕事の中の、営業、商品開発、マネジメント、事務、経営、起業においても、これから始める人にとって、うまくいかずに困っている人、これからに不安を感じる人が「経験の先輩」の話から学べることはたくさんあります。
「自分のしてきた経験が、誰かの役に立てるかも!」そんな予感を得て、自分の可能性を広げてみませんか?(エンパブ諏訪)