自分のちょっとした特技や趣味を、他の人に体験してもらい、魅力を伝えるためのミニ教室。
ワークショップ主催の第一歩として、またはチームビルディングとしてメンバーの相互理解などにも活用できます。
このミニ教室が始まったのは、小平シルバー大学でのことでした。
平均年齢70歳の方々が、いきなり地域イベントをやってみる、というのはとてもハードルが高く、
「ワークショップをやったことなんてない」「ずっと仕事しかしてこなかった。何も人に伝えられるようなものは何もない」「自分に特技なんてない」という声がたくさん寄せられました。
自分にはなんてことないでも、他の人にとっては貴重な経験である、ということを体験してもらうために、この「ミニ教室」が誕生しました。
やってみると、自分が当たり前にやっていることが、他の人にとっては学びになるということで、自分自身をとらえなおすことができ、そして、何より同じ場に集まるメンバー一人ひとりがもつ経験が「キラキラ宝石箱のよう!」と、それまで名前と顔が一致しなかったメンバーが違って見えるようになりました。
その後、ミニ教室でのメンバーの様子を踏まえて、チームで地域イベントを実施していくと、お互いに自然と特技を持ち寄うことができるようになり、50~100人規模のイベントまで企画することができるようになるのです。
もっと主体性を引き出したい、一人ひとりの力を活かし合えるチームをつくりたい、というときは、まず「ミニ教室」をやってみませんか?
(エンパブ諏訪)
ワークシート「ミニ教室を企画しよう」【PDF版ダウンロード】
ミニ教室を紹介する情報誌「地産知縁」記事 「ミニ教室をやってみよう」 PDF版はこちら