ある時、エンパブリック取締役の諏訪から言われ、ためしに使ってみたのが「3年後の自分を考える」というワークシートでした。仕事は楽しいけれど本気で関われているのか?自分がこの会社にいる意味は?といろいろ考えた時期だったので、家族や結婚のことを含めた人生のことが思い浮かび、いま自分の感じている不安と希望がどっと押し寄せてきました。そのおかげでいま何をすべきかがクリアに見えました。
毎日、仕事で忙しくしていると、なぜこの仕事をしているのか、何に向かってやっているのか、わからなくなってしまうことがあります。同じくらいの世代の人と仕事について話すと、働き方・生き方の話をすることが多く、「なぜこの会社で自分が働いているのか」を納得して働きたいニーズがあるのだろうと感じます。
ワークシートでできるのは、「考え方の筋道を先に決める」というシンプルなことですが、答えのない問いに向かうときに威力を発揮してくれます。ワークショップ開発や事業づくりのシートを、日々の会議や打合せでも使うようにしてみたら、行き詰まっていた講座開発の問題を社内で共有できたり、講座を一緒に企画した打合せの相手が、おかげで深い話ができたと喜んでくださったりしました。
仕事で悩んでいると、いつのまにか「自分がだめだからこの仕事がうまくいかないんだ」と思ってしまいがちですが、「考え方の筋道ができていないから、うまく結果が出ない」と思えると見え方が変わります。「何のために」「どうやって」という枠組みをもとに、自分のやろうとしていることを人に伝え、フィードバックをもらう。これからも、自分の考えが相手に伝わること、そこから一緒に考える意識を忘れず邁進していきます!(エンパブ小林)