みんなの場づくり

「主役づくり」と「場づくり」

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はじめまして、宮城県栗原市で、NPO法人Azuma-reという団体の代表をしています千葉和義と申します。

コミュニティ・中心市街地・イベントの活性化、計画策定のサポートなどを主な事業としています。地域の方々と行政とで、閉校した小学校の利活用計画を企画実施するお手伝いをしたり、商店会・商工会・行政とで中心市街地を活性化するプロジェクトの実施などをお手伝いしています。

「お手伝い」というと語弊があるかもしれませんが、プロジェクトに関わるスタンス「主役は自分達ではなく、そこに参加されている方々」で、お手伝いという言い方をしています。私たちが行っている事は、ヒアリングなどニーズ調査、広報・人集めのサポート、ステークホルダー間の調整、話合いの場づくりなどで、事業のアイディアや実施は、そこに参加されている方々が主体となって創りあげていきます。

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よくあることですが、コンサルタントが何から何まで細かく指図し、アイディアを出しても「あ~でもない。こ~でもない」言われ、最終的には、コンサルタントが描いた計画となり『絵にかいた餅』となってしまったり。プロジェクトをやったことが成果として終わってしまうものなど、残念ながらこういったケースは多いのです。

参加した人たちが「自分たちが創り・築き上げたのだ」という高揚感や、充実感、成功体験、楽しさがないとプロジェクトは成功も継続もしません。成功・継続には、参加者の自主性・創造性・主体性・自律性を最大限に発揮できる場をつくることが、重要だと思っています。
プロジェクト全体のデザインや、話合いのプログラムはもちろん大切ですが、それ以上に重要と考えているのが、事前のヒアリング、ステークホルダー間の調整などです。いわゆる“段取り八分”です。

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また、最近、個人的に知人と(どこからどこまでが個人・団体か線引きできませんが)“ぼやぼやっと”という活動をしています。「○○○なことしてみたいなぁ」とか「○○○あったらいいなぁ」など、ぼやぼやっと思っている事を、ひとりでは無理だけど、共感してくれる人が数人いたら実現できるかも。という、あまり縛りのないゆるい感じのものです。
「映画“ダムネーション”がみたい」という若者をリーダーにして自主上映会を開催したり、写真好きの若者を数人あつめて、アーティスティックなエキシビションを開催したりしています。

地域には、いろいろなアイディアや特技をもった人がたくさんいますが、なかなかそれを表に出す機会や、場がありません。そういった人が主役になって、何か地域を元気にするアクションを起こすサポートをしています。次からその人は、私が関わらなくても、アクションを起こしていくかもしれません。そういったプレーヤーが増えていけば、人と人の繋がりを生むパブリックな場もふえていき、いろいろなコミュニティも生まれ、街も元気になっていくと思います。

これから社会が縮小していく中で、地方は総人口がすくない分、いろいろな歪みがでて来ると思います。プレーヤーを増やしていくことで、人口の減少もなだらかになるかもしれませんし、人が少なくなっても、楽しく暮らしていけるコミュニティを形成していけるのではないかと思います。

〇コミュニティ・プランニング NPO法人 Azuma-re
http://www.azuma-re.net

About the author

千葉 和義(宮城・栗原市)

千葉 和義(宮城・栗原市)

コミュニティ・プランナー。48歳。
NPO法人Azuma-re 代表
京都造形芸術大学ランドスケープデザイン科在学

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